2013年8月3日土曜日

TBTLBFPその17:Grade 2編 スペルチェック

The Between the Lions Book for Parentsの紹介も2年生の章まで来た。なおは9月から2年生相当、ということでちょうど良いタイミングだ。

まずは、順序が前後するが、この章の「スペリングの能力を調べるテスト(Spell Check)」というコラムを紹介しよう。

これはスペリング能力の多くの初歩の側面を調べる20個の単語をテストすることによって、スペリングについてどれだけ理解しているかを調べるものだ。

スペリングの能力といっても、ここで問われているのは、個別の単語の綴りを覚えているか、ではなく、耳で聞いて音として知っている単語を、音から文字へと変換させる能力だ。

だから、目にする頻度が比較的少なく、「暗記」されていることが少ない、これらの20個の単語が選ばれている。いわゆる「サイトワード」ではない。

pan, set, fog, dip, robe, main, bunk, shack, reach, champ, slide, plate, toast, bright, growing, water, lunches, powder, chipped, striking

テストをする場合だが、ひとつひとつ単語を読み上げて書かせる。このとき、単語を文章の中で使うことにより、意味がわかるようにすること。あまり出来が良くない場合、(子どものストレスにならないように)10個で止める。

2年生の年齢相応の子どもの場合、どんな風に書くかというとこうなる。:pan, set, dip, robe, bungk, chmp, slied, shack, reech, plait

一方、何か問題を抱えている子の例はこうだ。:PAN, sAT, FoG, beP, rOd, mlAn, Buk, ChmAP, sLID, SHAKC, rECH, PATLE

年齢相応の場合、完璧に綴るわけではないが、音素を文字に対応させる、という基本ができている。一方、問題がある子の場合、1年生途中の子にありがちなミスである、2重子音で2つの子音を使わなかったり、順序が違うとか、短母音を使い間違える、といった間違いをしている。また、2年生で大文字と小文字を混ぜるのは何かの問題の表れだ。



さて、なおはまだ1年生の終わりだが、一応やらせてみた。意味を知らなかったのはshackとchippedだった。shackは昔会話で使った記憶があるが、何せ身の回りにないので、忘れてしまったのだろう。chippedは私の語彙にはあるが会話で使ったことなし(^^;

単語を書かせてみた結果はこんな感じだ。

pan, set, fog, dip, robe, main, bunk, shake, reach, champ, slide, plate, toest, bright, growing, water, lunches, powder, chipd, stirkeing

間違えた単語のうち、ルールの理解不足なのはshakeとstirkeingの2つ。shackを書くのに、サイレントeを足してしまっており、またstrikingでは母音の入る場所が変で、また不要なeが加わっている。

今、さまざまなライティングの練習をやらせているが、1年生ということであまり綴りの正確さは気にせず、とにかく音から綴りを類推させて自由に書かせている。2年生になったら、少しずつ、フォニックスをいかに適用して綴る練習をさせていこう。

でも基本はとにかく書くことにストレスを感じさせないこと!書くことを楽しめるようになってほしい。



話は変わるが、このテストをするとき、単語をそれだけで発音しても、あまりなおに通じない、という衝撃の事実がわかった(^^; いや、なんとなくわかっていたが…。文章で使って文脈で理解してもらう必要がある。まあ日本語でも似たようなことはおこるか。

なおには、すでに私の発音を直されることがある。「パパの発音は必ずしも正しくはない」ということは納得してもらっている。すでにフォニックスをわかっているので、綴りから正しい発音が類推できると、こちらのミスもわかるようだ。私以外から正しい発音を身につけてくれるだろう、という意味で、安心でもある。

***

最近、突然再度見始めたのが、Magic School Bus。大歓迎なので、このあたりの本も図書館から借りてみた。そして突然、「うちにあるビデオはみんな教育的だよねえ」などというので、こんな会話が。

ぱ「いや、全部じゃないよ」
な「一番教育的なのはMSBだ。」
ぱ「いや、PMKもかなり教育的だし、Horrible Historiesも。」
な「Horrible Historiesは歴史のhorribleなところだけだ。」

と。よくわかってらっしゃる。最後、ガムボールはぜんぜん教育的じゃないよ、と言って笑いをとっておいた。

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2 件のコメント:

cotton さんのコメント...

正しい音、、、正直私自身がどこまで正確にわかってるかといわれたらきつい^^; ネイティブが発音する音綴ってみ〜と言われたら、目でみたことない単語は綴れないだろうなあ(汗 
最後の親子の会話!なおくんかなり鋭いですね。
horribleなだけだなーと思いながら見てたんだー(笑)

なおぱぱ さんのコメント...

>cottonさん

そう、本当はネイティブにやってもらうべきなんですよね~。cottonさんのところはまだ先だと思いますが、セミプライベートの先生はこういった確認も考えてらっしゃるかもしれませんね。

小学一年生、判断力はだんだん「子ども」といって侮れなくなってきました(笑)