申し込んでから10日間ほど経って、スマイルゼミの教材一式が3月27日に届いた。
それから一週間ほど、毎日15~30分ほどタブレットを使って学習し、さらにその後タブレットで遊んでいる。
一週間使ってみて、スマイルゼミの長所と短所がはっきりしてきた。
結論としては、「やる気を出させる」ための工夫はピカイチ、さらにタブレット学習の特徴である、「ひとりでできる」のが大きな利点だ。
一方で、単純な問題でも文字認識を使うために問題を解くのに時間がかかることと、タブレット上で完結してしまうためにどこまで理解しているのかがわからないのが欠点だろうか。
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教材が着いてから3月中は1年生3月号、昨日からは2年生4月をやっている。
3月号は、ほぼすべて1年生の復習の内容となっている。「講座」というのが勉強の単位で、算国併せて3月号は21講座ある。算数か国語、どちらかを毎日やれば余裕で一ヶ月で終わる分量だ。
1年生だから、というのも大きいが、問題は簡単なものばかり。ただし、簡単な問題でも操作に時間がかかるため、「一瞬」では終わらないのがもどかしい。鉛筆で書くと2秒で終わる問題も、数字を書き(または選び)、ボタンをポチポチおして、とその数倍時間がかかる。
無駄に勉強時間が引き延ばされるような?
また、タブレットならではの、誤回答に応じて補強問題を出してくれる、といったインテリジェントな課題を期待していたのだが、全然駄目だった。算数でも問題は固定。
スマイルゼミはともかく子ども一人でできる、というのが一番の特徴である、と感じた。
そう、完全に一人でできる。学習はすべてタブレットで完結していて、間違えたらヒントが出るし、解き方も見せてくれる。
一回目で正答率が100%ではない場合、間違えた問題だけを解ける。最終的に100%にするとスターがもらえて、ゲームアプリで遊べるので、なおは必死だった。
ゲームアプリで遊ぶ時間は、こちらが設定できる。デフォルトの60分はあまりに長いので、20分にしてみた。こうすることにより、1日にアプリで遊べる時間が最大20分になる。設定は10分単位で60分まで。
子どもの学習成果は、どの課題に何分取り組んで、最初何%とれたか、さらにその後の間違い直しでの正解率、ゲームアプリの利用時間まですべてネットで保存されて、「みまもるネット」で見ることができる。だから、昼にタブレットを使ってどの課題を勉強し、その後何分ゲームアプリをしたのかも、親が後で確認できる。また、その記録をメールで配信するサービスもある。
まだ届いてから一週間というのもあるが、ゲームアプリが非常に魅力的らしく、変な言い方だが、ゲームをやるためなら、いくらでも勉強しよう、という感じだった。
1日15~30分を5日間続けて、3月分の算国が両方終わってしまった。これはちょっと分量が少ないようにも思う。が、他にも「漢検ドリル」や「計算ドリル」をやることもできる。
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ちなみに、英語の基本部分も、追加料金なしで受講できるようになったが、親子英語家庭には無意味なレベルなので、評価なし(でも、なおは簡単~といいながらスター集めのためにやっていた)。
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4月に入ってから2年生4月号が配信され、勉強できるようになった。
まだ2日間だが、7講座修了。このペースだと一週間で算国ともに終わってしまいそう。これでも1日15分とか30分とかしかやってない。
ただ、さくさく終わらせるが、算数はともかく、国語の方はどれだけ身についているのか疑問な面もある。読解問題で選択肢から選ぶ場合、しっかり問題文を読まないで回答し、間違い直しでも適当に答えてそのうち正解すればいいや、的なやりかたが通用してしまう。
親は結果をメールで、またはウェブでみるだけで、後は1年生でも子どもがすべて自分でできてしまう、というのは、確かに今までの通信教育にはなかった長所だと思う。
低学年でも、タブレットを置いておいて、勉強したらゲームアプリで遊んでいいよ、と言っておけばそれで済んでしまう。アプリに魅力を感じているうちは、「勉強しなさい」と声をかける必要もない。
採点は問題ごとに行われるから、間違えたらその場で訂正される、というのも理解を助けてくれそうだ。
ただし!
やはり気になるのは、選択問題などで適当に回答したら勉強したことになってしまうが、どこまで「学べて」いるのかが未知数だということ。
算数はともかく、国語の方はすべて初回で100%というわけにはいかない。間違えた問題からしっかりと学んで欲しいのだが、そのあたり、ちょっとよくわからない。正しい答えを見てすぐに「間違い直し」をしてしまっては、力にならないだろう。
親が横について、間違え方を見て、説明を補うためには、自分でどんどん進めてしまうタブレットは向いていないと感じた。もちろん、横で指導しながら進めることもできるのだが、なおにしたら、余計な説明を聞くよりも、早く課題を終わらせてスターをゲットしたい、という気持ちが先行してしまう。
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なおにとっては、どの講座を次にやるか、というところまで自分で選べるので、「あれやれ」「これやれ」といって渡されるワークシートよりもはるかに楽しい様子。
ゲームアプリに飽きるまで、という期限付きだが、課題部分もスター集めに必死で、止めさせるのが大変なほどだ。
一応、一週間試してみた感触では、非常に良くできたサービスで、明らかに既存の紙ベースの通信教育よりも優れた面もあるものの、この一年間は、やはり親が横についてゆっくり子どもの理解を確認しながら一緒に勉強できるドラゼミでいこうと思う。
今回はあくまでお試しということで、「全額返金保証」を使ってキャンセルするつもりなのだが、なおの抵抗が凄い。どうしても続けたいらしい。ただゲームアプリで遊びたいだけだと思うが、このお願いに勝てるかどうか…。
まあ、ありがちなことだが、3/27まで!と焦らせておいて、やはりというかなんというか、全額返金キャンペーンも4/24まで延長らしい。
まったく新しいサービスだけに、送料のみで試して納得して契約できるのは嬉しい。
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2 件のコメント:
> 評価なし(でも、なおは簡単~といいながらスター集めのためにやっていた)
ウチはベネッセですがやはりデフォルトでついてくる英語ワークをポイント(?)目当てでがっつりやってます。
自分としてはそんな時間があるなら他のことをやって欲しいですが。。
簡単だしポイントもらえるので楽しいのでしょうね。
>あきまささん
同じですね~(^^;
自分が「できる」と感じるのも嬉しいんですよね。うちでは、なんとか「英語はダメ!」ということを納得させました(笑)
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