2014年11月18日火曜日

ARシステムと読書の宿題の弊害

以前紹介したように、なおの小学校ではそれぞれの子どもが読解力テストをパソコンで受けて(学校の授業中に実施する)、そのスコアに応じて一定の幅の難易度の本を読み、理解できているかどうかのクイズを受けてポイントを稼ぐ、というルネッサンス社のARシステムを利用している(過去記事)。

また、月曜から木曜までは毎日30分ずつ何か本を読んで、感想を書くのが宿題(過去記事)。

この2つを組み合わさると、毎日の宿題でARシステムの難易度に収まるような本を読み、学校でクイズを受けていけばいいことになる。

この2ヶ月間ほど、読んでいる本に偏りはあるけれど(ほとんどジェロニモとビースト・クエスト)、コツコツと読み続けてきたのは、この読書を支える仕組みのおかげだと思う。

日本にいたときは、あくまでもなおの興味・関心のみに頼って、なんとか新しい本を用意し、うまくいけば目を通してくれる、という感じだった。

今も基本そのままなのだけれど、ARシステムに登録されている本かどうかを強く意識するようになった。

難易度では、なおの現在のブックレベルが5.5で、3.9~5.9の範囲を選ぶことになる。ジェロニモが物にもよるが4.0ぐらい、ビーストクエストが5.0なので無理のない範囲だ。この範囲を超えた本を読もうとするとハリーポッターぐらいまでいってしまう(「賢者の石」で6.0)。

ちなみに、不思議なことに"Ricky Ricotta's Mighty Robot vs. the Uranium Unicorns from Uranus"が4.1と妙に高い(ミスじゃないかな)。

また、過去のジェロニモの本にはブックレベルが3.5ぐらいのものもある。多少レベルが低すぎても高すぎても、ポイントが稼げるのかもしれない。

まあ、この手の難易度は絶対的な指標としてとらえるのではなく、目安として考える程度にしておこう。

ともあれ、なおが今読もうと思うような本の難易度が高すぎることはない。むしろ、そんな難易度の本は文字だけなので拒否する(笑)

問題は、このARシステムに登録されていない本の場合。

ビースト・クエストの25巻目からがそうで、イギリス版しかないために読解クイズが受けられないし、ポイントも貯まらない。

どちらかというと、ノンフィクションよりフィクションの方が登録されていることが多いようだ。

なおの場合、今回のタームで一番高い目標をすでにクリアしているので(青リボン!)、これ以上ポイントを稼ぐ必要はないのだが、やはりどうせならポイントを稼ぎたいという気持ちが強い。

ということで、ビースト・クエストは中断。

今は、なおまま所蔵のKindleにあるパディントンの続き、"Paddington Abroad"を読んでいる。これはARに登録があるためだ(でも、今見たらブックレベルが6.0に設定してあるけど大丈夫かな)。

今回は、そろそろビーストクエストに飽きてきた上に、映画が楽しみでパディントンに興味津々、といいうのもあるのだけれど、ポイント稼ぎ&宿題として読書が課せられてしまうと、ともすればそのためだけに読むようなことにもなりかねない。

このあたり、いかに子どもを読書に向かわせるか親のさじ加減が重要になってくる。



パディントンは昔から人気のある名作なためか、朗読CDも発売されている。結構な分量があるため、2枚組で1,635円。

A Bear Called Paddington: Complete & UnabridgedA Bear Called Paddington: Complete & Unabridged


また、"A Bear Called Paddington"、"More about Paddington"、"Paddington Here and Now "の3冊の朗読セットが割安で販売されている。CD7枚組で9時間の収録だそうだ。その割にはかなりお得。

The Best of PaddingtonThe Best of Paddington


"A Bear Called Paddington"の単独の方が図書館にあったので取り寄せ依頼をしてみた。最近朗読CDをまったく聞いてくれないけど、どうかな。

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